テセウスの船が終わってテセウスロスになっています。。
黒幕は誰だ!
テセウスの船とは、ギリシャ神話を由来とするパラドックス、
老朽化したテセウスの船のたくさんの部分を修理交換したとして、
それははたしてテセウスの船といえるのか、、?
というギリシャ神話があるようです。
それを題材にした「テセウスの船」という漫画が原作のドラマでした。
心役の竹内涼真さんの演技は最初から絶賛されていました。
ほかの俳優さんも女優さんもすばらしい人ばかりで、
ドラマにどんどん引き込まれて観ていました。
昨日の最終回で、すべての謎がとけて、
それは原作の漫画のラストとは違うものが描かれるというので、
いったいどうなるんだろう?と思っていました。
タイムスリップし、また戻ると未来は変わっている。
ドラマの中でもパラドックスの矛盾がところどころチラ見に。
で、最終回を見終わって、
私が感じた疑問。
・正志(せいや)は途中の未来で死んだのに結局犯人だったのね?
・あれらの絵は正志が書いたの?それともみきお?いや書けないよね?
・金丸刑事(ユースケサンタマリア)はいったい誰につきおとされたの?
・そもそも小5のみきおが金丸を突き落とせるのか?
ここらへんはうやむやになって終わりましたよね。
みきおだけが犯人なら作品的に弱いから、
正志も共犯者だったというラストは良かったような気はします。
主人公の心が、何度も何度も過去と現代を行き来し、
家族を守り、
最後まで自分が家族の未来のことだけを願い、
そして殺されて、、
その後、お母さんから心が生まれて、
お父さんはつかまらなくてすんで、
お姉ちゃんも無事で、
でも、このパラドックスのすべてを知っているのは、
お父さんの佐野文吾(鈴木亮平さん)のみ、っていうのがこれまたせつなく、
生まれてきた心は知らずに育った、という未来とは。
家族がテーマ。
家族の愛と絆、
そして犯人の家族を知らずに壊してしまっていた、
深いラストが待っていました。
過去と現代を行き来する、久々に引き込まれるドラマでした。
もう終わったのかと思うと、テセウスロスになります。
漫画はラストが違っているということで、
読んでみたいです。
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