「安さ」を追求しすぎる世の中が、変わってくれるのを望みます。
今日から2日間のセンター試験が始まりました。
今年は去年よりも寒いですよね。朝、大霜で真っ白でした。
受験生のみなさん、大変ですが、体調万全に、ホカロン持ってがんばってください。
昨日15日の午前2時頃、スキーツアーのバス事故がありました。
ツアーの夜行バスでの事故で、たくさんの人が亡くなりました。
だんだん身元が判明してきて、ほとんどが18歳から22歳という若い人たちでした。
大学名もわかってきて、法政大学の学生だったり、
東京農工大学の学生さんもいました。
19歳の学生は、ちょうど1年前、センター試験を受けて、
有名大学に入学した子です。
小さいころからきっとまじめで、明るくて、賢くて、
そういう学生さんたちだと思います。
このような事故に合い、どんなに悲しいことか。
「格安」のスキーのツアーでの大きな事故でした。
ひるおびで見ましたが、1泊3日で13,000円くらいでしたね。
安い、ですよね。
今の大学生はみんながんばって生活費節約して、残ったお金で遊んでるから、
こんなツアーを利用したんだろうな。
運行ルートが違っているとのことですが、
その責任は観光会社なのか、バスの会社なのか、
もしくは亡くなった運転手2名の責任なのかは、まだわからないままですが、
想像すると、安く上げることに関して、高速をなるだけ使わなかった可能性もあるわけです。
普通のツアーより「安い」理由は、
宿泊先であったり、食事であったり、バスの程度であったり、
どれもがその値段なりになっているから安いのです。
格安ツアーが多いため、
普通のツアーが高いと思われがちですが、
それは違います。
普通のツアー、高級なツアーはそれぞれ、金額相当なサービスが申し分なく組み込まれています。
安全面についてもです。
私は車の仕事をしていますが、
格安の車検の広告が多すぎです。
うちの会社で車検の見積もりをすると、
「ええーーっ!そんなにするがーーー?@@」
と言われることが多くなりました。
普通に重量税、自賠責と、整備代、ブレーキオイル交換など、
足した値段で、です。
普通の値段が高いと、思われがちですが、
それも間違っています。
国の整備士の資格を持ったものが整備して、
たとえば法定12カ月点検は軽自動車で10,000円に消費税ですが、
考えてみてください。
格安車検の整備料、つまり工賃、
法定12カ月点検より安いって、いったい、どんな整備したら千いくらでできるんですかね。
私たち一般の整備業者は、「格安車検の広告」で、どれだけ苦しんでいるか。
消費者は、安いものに目が行きます。
安い服があれば買うし、安い車検があれば受けるでしょう。
「格安」をうたう会社が、いろいろなサービスで商品を「格安」にし、
普通の小売店の普通の値段が高いと思わせる世の中になっています。
「安さ」を追求しコストを下げるから人件費も下がる、
だから雇用もがっつり減ってるのに。
「安さ」を追求しすぎる世の中が、変わってくれるのを望みます。
「安さ」を追求しすぎる会社も、変わってくれるのを望みます。
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